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若い世代にもっとロードバイクの魅力を伝えたいという想いから運営をしています。 初心者目線でロードバイク情報をお届けしながら、当ブログではロードバイクの「楽しみ方」にフォーカスした情報発信をしています。

箱根100kmロングライド

2020年もいよいよ終わりですね。

みなさんにとって今年はどんな年になったでしょうか。

僕自身、今年はたくさんの挑戦をした年だと感じます。社会人という新しい環境に身を置き、コロナウイルスという未知の脅威に翻弄され、ロードバイクに本気で取り組み始めました。

今年最後となる記事は、数々の挑戦の中でもロードバイクにおける最大の挑戦となった箱根100kmロングライドに挑戦した話で締め括りたいと思います。

 

 

挑戦に際して僕が参加したのは、日本ツーリズム協会さん主催の「JTO 大手町芦ノ湖間往復路自転車旅」という企画です。

ロードバイクに乗り始めてから近所に走りに行く程度の練習をしていましたが、どこか物足りなさをずっと感じていました。そこでこれから本気でロードバイクに取り組み始めるのであれば、より実践的な環境で現時点での自分の実力を知る機会が欲しいと思い、調べてみたところ出会ったのが今回の企画です。自分の希望にも沿っており、かつ素人でも気軽に参加できるようなロングライドの企画であると感じたのたが参加のきっかけでした。

 

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 では早速イベントの内容と参加してみての感想について紹介をしていきたいと思います。 

大手町~鶴見中継所【21.3km】

前日宿泊したホテルから自転車を走らせ、スタート地点となる大手町の読売新聞社前に集合しました。スタート前にはどのルートを通るか担当の方とのブリーフィングの時間があったのでルートイメージをすることができ、ロングライドが初めての自分でもいざとなったときにバックアップがいるということは大きな安心になりました。

 

当日、天気は快晴で最高の自転車日和!スタートは土曜日の朝7時だったので、人や車通りも少なくかなり走りやすい環境でした。

 

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鶴見中継所~戸塚中継所【23.1km】

箱根駅伝において区間最長となるのがこの鶴見中継所と戸塚中継所間。余談ですが、箱根駅伝ではこの2区という最長区間を制すために各校がエースランナーを配置することから別名、花の2区と呼ばれているのは有名な話ですね。

そんな区間を走ってみて気が付いたのは箱根駅伝のランナーの速度が思いの外速いということ。彼らは時速約20km以上で走っているらしく、戸塚中継所に到着した時には、予定より1時間遅れていました、、

コース自体は引き続き平坦が続いており、複雑な交差点が多くあったのですが、担当の方が伴走車から道案内の掛け声もあったので手元で道を調べる手間も省けたのは初心者ローディーには非常に助けになりました!

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戸塚中継所~平塚中継所【21.4km】

この区間では、それまでのペースではコース完走が難しいことがわかり伴走車で回収されました。(笑)

この区間に入るまでは恐らく平均20kmほどで走っていたのかなと思いますが、かなり遅いペースだったようです。ロングライドで時間内のコース完走を目指すのであれば、速度計は必需品のようですね。

この区間で得た気づきとしては、自分の平均速度はまだまだひよっこ並みだとうこと。しかし、実力の現在地を知るという点では大きな気づきだったのではないかと思います!

 

ちなみにこの区間高速道路を使い小田原中継所までショートカットになりました。コース写真をお届けできないのはブロガーとしてもあるまじきことですよね、、今後の反省にします!

 

平塚中継所~小田原中継所【20.9km】

平塚中継所を超えたあたりで車から降り、箱根山アタックに向けて再度自転車に乗り換えました。気を取り直してスタート地点になったのは、下の写真にある花水川橋。ここから見える相模湾とその奥で顔を覗かせる箱根山がとても綺麗でした。(実際に登ると綺麗という感想は吹き飛んでしまったのですが、、笑)

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相模湾箱根山

 

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花水川橋から見える相模湾

 

小田原中継所~箱根・芦ノ湖【20.8km】

小田原を超えて箱根湯本が近くなると、人の多さとお店の賑わい、そして周りに広がるきれいな紅葉の景色から箱根が有名な温泉街であることを再認識させられます。

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箱根の景色


その観光地の雰囲気を楽しめるのも束の間、箱根湯本駅を超えると勾配が急に厳しくなるんです。ここから本格的に標高874m箱根山アタックの始まりです。

回収されたときの車中で箱根山平均勾配が9%だということを聞かされていたのですが、聞くのと登るのとでは全く9%の意味合いが違うことに気が付きました。

 

15:00頃にアタックを開始し、山頂が見えてきたのは17:00頃で、約2時間をかけて箱根山を登り切りました。道中数えきれないほどのカーブを曲がり、たくさんの箱根登山バスに追い越されようやく見えた最高地点は感極まるものがありました。

 

もっと自力で漕いで登れると思ってたのですが、名峰箱根山の名前に恥じない道の険しさを前に初心者の僕はなすすべなく、ほぼ手押しで歩いてのヒルクライムになりました。

 

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箱根山山頂

 

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箱根神社鳥居

一日かけて約100kmの道のりを自転車で漕ぎ続けた体は疲労困憊で、芦ノ湖に着くころには歩くので精一杯でした。しかし、やっとの思いでたどり着いた時に感じた達成感は何とも言えません。この他の何物にも代えられない達成感を味わうことこそ、自転車に乗る理由であって、楽しさの一つだと思えました。

 

最初に記載した自分の今の実力を知るという目的を達成するとともに箱根駅伝のランナーのすごさを身をもって実感しました。そのスピードはもちろん、それを実現させる肉体とそれを支える精神力の強靭さを持って選ばれた先鋭たちは本当にすごい人たちなんだなと思います。

 

最後に

今回の初挑戦となったロングライドを支えてくれた日本ツーリズム協会のご紹介をさせて頂ければと思います。

 

日本ツーリズム協会

ロードバイク初心者の方にも万全にサポート体制でバックアップしてくれます。ロングライドに挑戦したいけど、1人では心配っていう方、大規模な大会はまだハードルが高いと感じる方、また自分の限界にチャレンジしてみたい方、様々な目的を持った自転車乗りに最適なイベントを用意してくれています。あなたの希望に沿った企画が見つかるかもしれません!ぜひURLから参加してみてはいかがでしょうか!?

 

それでは皆様よいお年をお迎えください!